2015年6月4日
京都新聞
京都精華女子中・高(京都市左京区)は4日、2016年度から男女共学にすると発表した。新校名は「京都精華学園中・高」で、新学科の開設や普通科での新コースの設置を検討している。
16年度の外部募集人員は前年度と同じ中学50人、高校180人。今夏からトイレなど校舎の改修を開始し、来年4月には一般教室や特別教室が入る校舎2棟の建て替え工事に取り掛かる。
少子化が進んでいる上、総務省が先日まとめた人口推計では、14歳以下で女子は男子を下回る。山本綱義校長は「10年、20年先を見据え、女子高として成り立っていくのかを考えた。経営が安定しているうちに将来に備えたい」と話した。
京都精華女子中・高は1905(明治38)年に開校し、今年で創立110年。生徒数は中学126人、高校519人。同校の共学化で府内の女子校は8校になる。