2017年7月15日
大阪日日新聞
大阪市教育委員会は14日、西(西区)、南(中央区)、扇町総合(北区)の3市立高校を再編整備し、2022年4月に新たに普通科系1校を開設すると決めた。国内外で活躍できる人材の育成に向け、大学などと幅広く連携した教育内容を検討するという。
再編整備については、少子高齢化を背景に、設置校の総数を減らして財源と人材を集約させ、教育内容の特色化を図るのが「生き残りをかけた戦略として必要不可欠」として検討を進めてきた。
17年1月の市高校教育審議会の答申では、新設校について、基礎学力や専門知識と併せて社会人としての基礎力を高め、大学などで継続して学び続けられる環境づくりを重視。英語力と情報科学技術(ICT)活用能力を基本的なツールとして実践できるよう言語系や情報工学系の学科などがある3校を候補に挙げていた。
開校場所は扇町総合。1学年6学級(240人)で募集する。市教委は「大阪を基盤に全国、世界で活躍できる人材を育てていく」としている。