高校入試必勝マニュアル

入試本番までに知っておくべき

心構えや準備のコツを知って、入試に挑もう。

受験までの心構えと勉強術

❶不安になることは考えない

受験が近づくにつれ、誰だってイライラしたり不安になったりするものです。あせったりイライラしているのはあなた一人だけではありません。「合格できるかなあ」と不安になることもあるかもしれませんが、いつまでもあれこれ考えていては不安ばかりが大きくなってきます。そんなときは思い切って気分転換しましょう。好きな音楽を聴いたり、テレビを見たり…。そして新たな気分で机に向かうようにしましょう。

❷勉強はマイペースで

数ヶ月後に受験を控え、新しい問題集に手をつけたり、難問に挑戦したり、また勉強時間を増やして夜遅くまで机に向かう人も少なくありません。でもそのような周りの人に刺激されていろいろなことをするよりも、あせらず自分のペースで勉強を続けることが大切です。自分の弱点はどこなのか、どこが間違えやすいのかを把握し、そこを重点的に復習していきましょう。そのためには過去問や今までのVもしテストを解き直し、同じ間違えをしないように、公式・構文・単語などはしっかり整理すること。類似問題でも解答できるようにしておくことが得策です。

❸これからの勉強のポイント

▶週間計画をたてる これからの短時間で能率よく学習を進めるためには、1カ月の大まかな計画はもちろん、1週間ごとの細かい計画も必要です。曜日ごとの予定に合わせて学習教科・時間を設定。学習時間は最初から「1日5時間」などと欲ばらず、進行具合に合わせて少しずつ増やしていきましょう。また、暗記は夜の9時~10時頃に集中してやり、翌朝30分ぐらいでさっと確認すると記憶が確実になると言われています。

▶重要事項を把握する 新しいことに手をつけるより復習に徹しましょう。「要点ノート」を作って重要ポイントを整理したり、要点整理型問題集でポイントを確認しながらの復習も効果的です。

▶うっかりミスをしない 応用力・実戦力の養成することも大切です。過去問題・演習問題などを中心とした学習で、パワーアップをはかります。その際、“ミスをしない”ことを心がけましょう。なぜなら、計算ミス、問題の読み違いなどの単純ミスが入試では大きく影響するからです。

▶基本をしっかり理解する 苦手意識を持っている教科は、基本をしっかり理解していないという場合が多いです。得意な教科でも、十分に理解していなかったために応用でつまずいてしまうケースもあります。まず基本を理解しているか確認しておきましょう。

▶重要点・弱点の最終チェック 学んだことをしっかり身につけるためには、“くりかえす”ことが最良の方法です。使い慣れた参考書や問題集を解き直し、重要事項を再チェックしましょう。学校の定期テストや塾で受けたVもしの見直しもオススメです。特に、前に正解できなかった問題は、完璧に理解しておくようにしましょう。「同じような問題が出たら、今度は絶対正解できるゾ!」という自信につながります。

▶入試問題集で再確認 重要点・弱点のチェックができたら、その知識を実際に使いこなせるかどうか、過去の入試問題集で再確認しましょう。自分では覚えているつもりでも、いざとなると答えられないことが必ずいくつか出てきます。本番までは、そのような“穴”をできるかぎり埋めていくことが大切です。入試問題は特に念入りに練習し、最低でも過去の入試問題はしっかり行い、自分なりに出題傾向や設問形式のクセをつかんでおきましょう。

▶過去問活用のポイント 過去問は正確に時間を計って取り組んでみましょう。ほとんどの試験は各教科50分で行われます。50分といっても実際にどの程度の時間なのか?実際に体験して体で感覚をつかんでおくことが大切です。

  • ・ケース1 時間内に問題を解ききれなかった場合
  •  ■ その時点でいったん終了し、自己採点をする
  •  ■ 手のつかなかった問題をやってみる
  •  ■ 手のつかなかった問題で、時間があればできた問題があったかをチェックする
  • ・ケース2 時間が余ってしまった場合
  •  ■ そのまま制限時間まで見直しを続ける
  •  ■ どの程度の時間見直しができるかを確認する
  •  ■ 見直しの結果、早とちりやうっかりミスがなかったかをチェックする

問題を解いた後、答え合わせと同時にどのような問題が、どこで出題されていたかを確認しておきます。入試では『できる問題から解く』ことが鉄則です。そのためにも出題の流れをチェックしておきましょう。

» 書籍紹介

❹ 生活習慣と健康管理に気をつけよう

人間の脳が活発に働き始めるのは、目覚めてから約3時間後と言われていて、これは医学的にも認められています。入試はおよそ朝9時頃から始まるので、入試当日は朝6時頃に起床するのがベスト。そのためには、夜は10時頃までには就寝し、十分な睡眠時間をとることが大切です。遅くとも入試の約2週間前までには6時起床の朝型生活に体を慣らしていきましょう。

受験マンがおすすめするイチオシ私学