兵庫県

兵庫県の公立高校学区再編「円滑に導入」 検証委が報告書

2017年12月21日

神戸新聞

 

 兵庫県の公立高校の学区再編について、有識者や保護者らでつくる検証委員会が「制度はおおむね円滑に導入された」と評価する報告書をまとめ、21日の定例教育委員会で報告された。選択肢が広がり、高校の魅力・特色を踏まえた進路指導が進んだとする一方、選択肢は居住地の交通の利便性にも影響されることや、進路指導などによる教職員の負担増が課題として挙げられた。

 県教委は2015年度入試で通学区域を従来の16学区から5学区に再編し、全県で複数志願選抜を導入した。検証委による報告書は初めて。

 再編に伴い、県教委が生徒に実施しているアンケートでは、選択肢が増えたことについて、本年度入試で71・9%が肯定的に捉えていた。旧学区外の高校を受験した生徒の割合は年々増え15・3%。旧神戸第2学区や旧宝塚学区で25・6%に上る一方、旧北但学区や旧淡路学区では約2%と低かった。

 


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