2017年11月10日
京都新聞
京都府丹後地域の三つの府立高分校を統合し、峰山高弥栄分校(京丹後市)の校地に2020年度に開校する昼間定時制高校について、府教育委員会は10日の教育委員会議で、総合学科を設置し、募集定員を90人程度とする方向で検討している、と明らかにした。
統合するのは弥栄分校と宮津高伊根分校(伊根町)、網野高間人分校(京丹後市)。現在、伊根と間人の両分校が昼間定時制の普通科、弥栄分校が全日制の農園芸と家政の両科を設置しており、新校では各校の教育実践を生かしながら、単位制により生徒のニーズに応じて柔軟な教育を行う。
現在3校の募集定員は各40人程度だが、1年生徒数は3校合計で64人と少子化が進んでおり、新校では募集定員を90人程度とする。学科内に設ける系列やカリキュラム、科目などは今後検討する。府教委高校教育課は「各校でこれまで培われてきた良さを取り込みたい」としている。