2015年2月23日
新定時制高の創設検討 京都市教委、昼夜間制で
京都新聞 【 2015年02月23日 14時30分 】
京都市教育委員会は23日、昼間と夜間の両方を備えた市立の定時制単独高校の創設案を明らかにした。伏見工業高(伏見区)が洛陽工業高(南区)と統合して全日制の新工業高になることを受け、伏見工高の校地に残る夜間定時制の在り方として議論する。基本計画を2015年度中にまとめる方針。
同日、市総合教育センター(下京区)で開かれた有識者会議で説明された。創設案によると、昼間が3年制、夜間が4年制を基本として、昼間でも4年、夜間でも3年で卒業できるようにする。主な対象は、不登校や発達障害の生徒で、1クラス20人程度を標準とし学年制にする。
有識者会議では「職業教育も積極的に取り入れたらどうか」「ひきこもり傾向にある生徒の受け皿になるような体制を整えてほしい」などの意見が出た。
市教委は「府立の清明高の人気が高いことからも、昼間定時制のニーズは高い。つまずいた生徒が社会性を身に付けられるような学校を軸に検討していきたい」としている。
市立高の定時制は、伏見工高のほかに西京高(中京区)にも夜間定時制がある。
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