2018年3月19日
読売新聞
大阪府は、私立高授業料の支援制度で、2019年度から子供が3人以上いる場合、授業料を実質ゼロとする世帯を年収800万円未満にまで広げる方針を固めた。2人の世帯への支援拡充と併せて子供の多い家庭の負担軽減を図る。
府は国の就学支援金に補助金を上乗せし、現在は年収590万円未満の世帯で授業料を実質ゼロとしている。590万円以上910万円未満でも子供の数や年収により、自己負担額を軽減している。
19年度からは、子供が3人以上いる世帯について、年収590万円以上800万円未満で自己負担額を現在の10万円からゼロに引き下げる。800万円以上910万円未満でも、現在の20万円から軽減する。
ただ、各校の年平均授業料を基に標準授業料を設定しており、実際の授業料が標準を上回る場合、年収800万円以上の世帯はその分、負担が増える。