和歌山県

南部高校に4月から「食と農園科」

2017年1月27日

紀伊民報

 

 和歌山県みなべ町芝の南部高校は4月から、「食と農園科」を新設する。「園芸」「加工流通」「食文化探究」の3コースを用意。農作物の価値を上げる知識と技術が得られるカリキュラムで「地域産業を担う人材を育成する」という。一般出願受け付けは2月21、22日。本出願受け付けは3月2、3日。

 学科改編で、2017年度の入学生から既存の「園芸科」「生産技術科」「服飾デザイン科」の募集を停止した。

 生徒は食と農園科に入学後、オリエンテーションや体験を経て、夏休み以後に3コースに分かれる予定という。

 共通科目には、商品の販売促進や流通、接客、マナーについて学ぶ「食品マーケティング」、地域資源を有効に活用した新商品開発を学ぶ「グリーンライフ」がある。

 各コースの教育課程では例えば、園芸では、地域の特産品の梅を中心に県内の果物について学ぶ「ウメ」や植物工場など最新の農業技術を学ぶ「応用園芸」、加工流通では、ジャムやアイスクリーム、漬物など農産加工品の製造を学ぶ「食品製造」や加工食品に含まれる成分などを学ぶ「食品化学」、食文化探究では、調理や製菓の基礎、献立など食生活全般を学ぶ「フードデザイン」や衛生管理や栄養について学ぶ「衛生と栄養」などを設けている。

 


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