京都新聞
滋賀県の河原恵教育長は7日、県議会本会議で、2016年度から全日制普通科を1クラス(定員40人)とする安曇川高に、英語や数学などの教科で少人数教育を導入する方針を明らかにした。
同高は現在、普通科2、総合学科4の計6クラスがある。今春実施した入試で普通科は1次選抜で定員を22人下回り、2次選抜も16人の定員割れがあったことなどから、県教委は来年度から1クラスを削減することにした。
河原教育長は、1年次に少人数教育を導入し、2年次以降に文系か理系の授業を選択できるよう人員を配置する、と説明。難関の理系大学進学に対応したカリキュラム編成や情報教育の研究指定などを例に挙げ、「地域にいながら新しい教育が受けられるように取り組みを進める」と述べた。
県教委は少人数の規模や分け方について、学校の運用に任せるとしている。